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6月の誕生石は「ムーンストーン」など3種類。それぞれの意味や複数ある理由を紹介
May 11, 2023
6月生まれの方の誕生石は、「ムーンストーン」「パール」「アレキサンドライト」の3種類。「ムーンストーン」「パール」は、フォーマルなスタイルになじむのはもちろんのこと、カジュアルなファッションもシックにまとめてくれるアイテムです。この記事では、6月の誕生石の種類やお手入れ方法、おすすめのジュエリーを紹介します。
contents
- 6月の誕生石①ムーンストーン
- ムーンストーンの特徴
- ムーンストーンが持つ意味
- ムーンストーンの伝承
- ムーンストーンのお手入れ方法
- 6月の誕生石②パール
- パールの特徴
- パールが持つ意味
- パールは結婚30周年のアニバーサリージュエリー
- パールのお手入れ方法
- 6月の誕生石③アレキサンドライト
- アレキサンドライトの特徴
- アレキサンドライトが持つ意味
- アレキサンドライトのお手入れ方法
- 誕生石が複数ある理由
- 誕生石の由来と決められ方
- 誕生石は国によって異なる
- 誕生石に正解や不正解はない
- 4℃の6月誕生石ジュエリー
- 馬蹄モチーフのムーンストーンネックレス
- 淡水パールのサークルピアス
- 流れるようなラインのパールネックレス
- 6月の誕生石ジュエリーをお守りのように身に着けて
6月の誕生石①ムーンストーン
石自体は無色でありながら、光の当たり方によって白や青のきらめきを放つムーンストーンは、神秘的な輝きが多くのひとに愛されてきました。ムーンストーンの持つ意味や正しいお手入れ方法を紹介します。
ムーンストーンの特徴
ムーンストーンは鉱物の中で長石に分類され、和名では「月長石(げっちょうせき)」と呼ばれます。石表面が光の加減で白色や青色に輝き、月の光を想起させることからこの名がつけられました。
ムーンスト―ンは光の加減で青白く神秘的に輝く「シラー効果」や、宝石の内部で反射された光が中央で線のようになり、猫の目のようにみえる「キャッツアイ効果」が表れるのが特徴的です。光や見る角度によってさまざまな輝きをみせることから、ムーンストーンはジュエリーでも人気が高いです。特にネックレスやピアスなどの、揺れ動くジュエリーと相性が良く、身に着けるひとの動きに合わせてさまざまな表情を魅せてくれます。
一般的には無色や乳白色のものが多いですが、中にはシラー効果で虹色に輝くレインボームーンスト―ンと呼ばれるものもあります。
ムーンストーンが持つ意味
ムーンストーンは愛や幸運に関する意味を多く持つ神秘的な宝石です。月の力が宿る石と信じられており、夜の暗い道の中、月の光が明るい未来や将来を優しく照らす様子から「愛を伝える・癒し・円満・幸運」などの前向きな意味を持っています。
また中世ヨーロッパでは、恋人同士がムーンストーンをお互いに贈り合う風習があったことから「恋人たちの石」とも呼ばれてきました。
ムーンストーンの伝承
ムーンストーンは大きな幸運をもたらす宝石という言い伝えもあります。古代から悪霊を払い、予知能力を高め、ストレスを和らげ、愛をもたらすとされてきました。その神秘的な輝きからか、満月の下でムーンストーンを口に含むと、未来を見ることができると信じられていたそうです。
ムーンストーンのお手入れ方法
ムーンストーンは宝石の硬さを10段階で示す基準の「モーズ硬度スケール」では6〜6.5の硬度とされています。他の宝石に比べて多少の硬度はありますが、力のかかる方向によっては耐久性が弱い部分もあります。そのため、着用した後はやわらかい布で拭いて、衝撃の加わらない場所で大切に保管しましょう。
また、ムーンストーンは急激な温度変化に弱い性質があります。日常生活での温度変化であればほとんど問題はないとはいわれていますが、料理などで火を使う際には外すことをおすすめします。
月のパワーをお守りに。女性の魅力を引き出すムーンストーンの魅力 多くの別名をもっている神秘の石「ムーンストーン」は、月の光のような穏やかな輝きで女性の魅力を引き出してくれる人気のジュエリー。6月の誕生石のひとつとして知られるムーンストーンは、どんなファッションにも合わせやすく、彩りを添えてくれるアイテムです。ムーンストーンの特長や選び方、おすすめジュエリーなどをご紹介します。
6月の誕生石②パール
パールは有機質宝石に属し、鉱物ではなく海水や淡水にいる母貝の中で育ち形成されます。世界各地の海や河で採取されており、冠婚葬祭のシーンでは多くの女性が身に着ける装飾品として用いられています。
パールの特徴
パールは海や河にいる母貝の中で育ちます。パールの種類でよく耳にする「アコヤパール」や「淡水パール」「シロチョウ」などは貝の種類を示しており、アコヤは日本、淡水は中国、シロチョウはオーストラリアなどが主な生産地です。長年捕獲が続けられたことから天然真珠は数が減っており、現在販売されているパールのほとんどが養殖です。
天然パールの方が貴重ではありますが、養殖パールは天然パールと比較すると栄養素が豊富な環境で育ちます。そのため、養殖パールの方が大きなサイズやきれいなかたちに成長しやすいです。
美しいパールを選びたい時は、サイズ・真珠層の厚さ・キズ・光沢(テリ)の品質に注目してみてください。また複数のパールが並ぶジュエリーを選ぶ際には粒の揃い具合もチェックしましょう。
パールが持つ意味
パールは「純粋・謙虚・純潔」の意味を持っています。清らかでありながら見るものを夢中にしてしまうことが由来しているとされています。
パールは結婚式など冠婚葬祭のシーンで用いられることが多いですが、その理由をご存知でしょうか。一般的には「光るジュエリーを身に着けてはいけないから」といわれていますが、実はパールが持つ意味にも関係しています。純粋の意味を持つパールを身に着けることで、親しいひとの結婚を純粋に祝う気持ちの表現ができます。
また、パールは「人魚の涙」や「月のしずく」とも呼ばれ、涙を象徴していることから「悲しみを添える」という意味で弔事のシーンでも身に着けられてきました。
パールは結婚30周年のアニバーサリージュエリー
日本では結婚30周年のことを「真珠婚式」と呼んでいます。パールには「健康・富・長寿」といった意味もあり、結婚30周年を迎えた夫婦にぴったりのジュエリーです。結婚してから30年間支えてくれたパートナーに、素敵なパールジュエリーをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
パールのお手入れ方法
パールのモース硬度スケールは2.5。やわらかく傷がつきやすいため、お手入れや保管の際も丁寧に扱いましょう。酸や油に弱い性質があるので、使用後はやわらかい布で優しく拭き取って皮脂や化粧品などの汚れを落とすようにします。保管の際は他の宝石と接触しないように、個別にしてジュエリーケースで保管してください。
一生モノのパールジュエリーの選び方。テイスト別のコーディネートも紹介 純白の輝きが美しいパールを使ったジュエリーは、身に着けるだけで上品な印象に仕上がる人気のアイテム。冠婚葬祭だけでなくカジュアルな普段使いもできるパールは、永く愛用することが可能です。この記事では、パールの魅力やパールジュエリーの選び方、パールジュエリーを使ったテイスト別コーディネートなどを紹介します。
6月の誕生石③アレキサンドライト
アレキサンドライトは日本の6月の誕生石として、2021年に新たに追加されました。色が変わる性質を持つ、希少性の高い宝石です。
アレキサンドライトの特徴
アレキサンドライトは1830年にロシアのウラル山脈のエメラルド鉱山で発見され、当時の皇帝に献上された宝石として有名です。献上された日が皇太子アレキサンドル2世の誕生日だったことが名前の由来になっており、ロシアでは「皇帝の宝石」と呼ばれています。
日光の下では深い緑色で、ロウソクや白熱光の下では深い赤紫に見える変色効果がアレキサンドライトの大きな特徴。その二面性のある輝きから、「昼のエメラルド」「夜のルビー」といった別名も持っています。
アレキサンドライトが持つ意味
アレキサンドライトには「高貴」「情熱」「誕生」「光栄」といった意味があります。自分を貫く強さと、周囲との良好な関係を保つための柔軟さをもたらしてくれる宝石といわれています。
また、個性や創造性を引き出してくれる効果があるとされているため、独創性を高めたい時のお守りにもおすすめです。色が変わる二面性のある性質から、ふたご座の守護石としても人気が高い宝石です。
アレキサンドライトのお手入れ方法
アレキサンドライトのモース硬度スケールは8.5と、宝石の中では比較的硬めです。靭性にも優れ、衝撃に強いため日常使いしやすい宝石といえるでしょう。
汚れが気になった時は、乾いたやわらかい布で優しく拭くようにします。しっかりとお手入れしたい場合は、中性洗剤入りのぬるま湯に浸け、やわらかい歯ブラシなどで撫でるようにして汚れを落とします。汚れが落ちたらすすぎ洗いをして、乾いたやわらかい布で水分を拭き取ってください。
誕生石が複数ある理由
誕生石が複数ある理由について気になったことはありませんか。誕生石はアメリカで制定されたものですが、国によって異なることも。ここからは、誕生石の決められ方や複数ある理由を紹介します。
誕生石の由来と決められ方
誕生石の由来は旧約聖書「エジプト記」に出てくるイスラエル祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石と、新約聖書「ヨハネの黙示録」に出てくる聖都の12の城門の土台に飾られた宝石といわれています。時代の流れとともに宝石の交易が進むと、国によって誕生石のばらつきが生じはじめました。そこで、1912年にアメリカの宝石業界が誕生石を制定。これが広く浸透して、今日の誕生石のベースとなっています。
誕生石は国によって異なる
現在の誕生石はアメリカが制定したものが主流ですが、国によって少し異なる場合もあります。例えば、日本の誕生石では3月にサンゴ、5月に翡翠(ひすい)が含まれていますが、他国にはありません。これは、文化や歴史、産出される宝石など、国の特色を誕生石に反映しているためです。
日本では、2021年12月に63年ぶりに誕生石が改定されました。改定の際に、6月の誕生石のひとつとしてアレキサンドライトが追加されました。
誕生石に正解や不正解はない
誕生石が複数あると、どれを着けたら良いのかと迷ってしまうかもしれません。先述したように、誕生石は国によって異なる場合があります。そのため、正解不正解というものはないのです。どの誕生石にするか迷った時は、自身が気に入ったものを身に着けるのがおすすめ。強く惹かれる宝石は、きっと永く愛用したくなるでしょう。
誕生石一覧はこちら 月の誕生石を一覧でご紹介。各誕生石をタップすると意味やその誕生石を使ったネックレス、リング、ピンキーリング、ピアス、イヤリング、イヤーカフ、ブレスレット、ペアアイテムなどアイテム一覧を見ることができます。自分用はもちろん、プレゼントやお守りにもおすすめです。
4℃の6月誕生石ジュエリー
4℃には6月の誕生石を使ったジュエリーが豊富に揃っています。お守りとして日常的に身に着けやすい、おすすめのジュエリーを紹介します。
馬蹄モチーフのムーンストーンネックレス
幸運を呼び込むといわれる馬蹄モチーフのネックレス。ピンクゴールドとムーンストーンのやわらかな輝きが、胸元を優しく彩ります。ムーンストーンの裏側にはダイヤモンドがセットされている2WAY仕様で、気分に合わせて表情を変えられるのも魅力です。
淡水パールのサークルピアス
イエローゴールドのラインにパールを組み合わせたピアス。ボリュームがちょうど良いため、カジュアルからフォーマルまでどんなシーンにも身に着けやすいでしょう。
流れるようなラインのパールネックレス
軽やかなラインの中にパールの美しさが際立つデザインのネックレス。艶やかなチェーンと相まってモダンで上品な印象に。コーディネートのアクセントにぴったりです。
6月の誕生石ジュエリーをお守りのように身に着けて
6月の誕生石はムーンストーン、パール、アレキサンドライトと3種類ありますが、どれが正しいということを気にする必要はありません。ご自分が気に入った宝石を選べば、身に着けた時に心が癒やされ前向きな気持になれる、お守りのような役割を果たしてくれるでしょう。宝石の特徴や意味を参考に、永く愛用したいと思える誕生石ジュエリーを探してみてはいかがでしょうか。
誕生石についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
お守りのような誕生石ジュエリーを、いつもあなたの側に 身に着けると災いから身を守り、幸せを運ぶといわれる誕生石。この記事では各月の誕生石と、それぞれの石が持つ意味についてご紹介します。品質にこだわり、本物の美しさを追求した4℃の誕生石ジュエリーを、お守りのようにいつもあなたの側に。