premium

know

choose

wear

present

column

know

色とりどりの輝き。11月の誕生石「トパーズ」がくれる自信を身に着けて

December 20, 2019

11月の誕生石であるトパーズ。一般的には無色や青色がよく流通していますが、「黄玉」という和名もあるようにイチョウのような深い黄色も楽しめます。近年では加工技術によってさまざまなカラーが登場しており、季節やファッションに合わせたトパーズを揃えることもできるようになりました。この記事ではその魅力について詳しく解説します。

サムネイル

トパーズの基礎知識

トパーズは世界各地で古くから愛されてきた宝石。現代でもカジュアルからフォーマルまで、さまざまな場面で活躍するジュエリーに使用されています。ただ、トパーズの輝きに惹かれるけれど、どんな歴史があるのか、どんな種類があるのかは意外と知らない方が多いのではないでしょうか。

まずはそんなトパーズの基礎知識について詳しくみていきましょう。

トパーズの歴史

トパーズは、その名を紅海に浮かぶ小さな島の古代ギリシャ語名「トパジオス」に由来すると考えられているほど古い歴史を持つ宝石です。

古代ギリシャ人はトパーズが力を与えてくれると信じており、インドでは何世紀にもわたって、心臓の上にトパーズを身に着けると長寿や知性、美しさを得ることができると考えられていました。

また、日本でもトパーズは古くから活用され、黄色っぽい石はすべて「黄玉」すなわちトパーズと呼ばれた時期もあったほど、なじみ深い宝石のひとつです。

今では黄色~黄褐色の他にもダイヤモンドのようなカラーレスからピンク、グリーン、ブルーなどさまざまな色を持つものが登場しており人気を博しています。

トパーズの石言葉

トパーズの石言葉は「希望」「友情」「潔白」など。太陽のような強いエネルギーで希望や勇気、自信を育むといわれています。身に着けることで悪いものから身を守り、真の友人や愛する人と巡り会えるとも考えられていた歴史を思い起こさせるパワーが感じられますね。

また、結婚記念日は年を重ねるごとに「ダイヤモンド婚式」や「銀婚式」など宝石や貴金属の名前で祝われますが、16年目の結婚記念日は「黄玉(トパーズ)婚式」。トパーズの色鮮やかなカラーに深い愛をこめて、ジュエリーをプレゼントし合うのも素敵ですね。

トパーズのカラーバリエーション

トパーズはベーシックな黄色~黄褐色から青、ピンク、グリーンまでカラーバリエーションが豊富です。

・インペリアルトパーズ

トパーズの中でも特に価値が高いとされる、赤みを帯びたオレンジ色のトパーズです。ロシアの皇族が、ウラル山脈地帯で産出する赤みがかった高品質のトパーズを独占しようとしたことからこの名がついたとされています。シェリー酒の色に例えられる「シェリーカラー」は多くの人を引きつける美しさです。

・ピンクトパーズ

ブラジルやパキスタン、ロシアなどで産出される淡いカラーが可憐な印象のトパーズです。産出量が極めて少ないことから、インペリアルトパーズに次いで価値が高いとされています。

・ブルートパーズ

カラーレストパーズに放射線照射や熱処理を加えて青~藍色にしたトパーズです。色の淡い順に「スカイブルー」「スイス」「ロンドン」と呼ばれ、色の濃いものほど価値が高くなります。

・ホワイトトパーズ(カラーレストパーズ)

無色でダイヤモンドに似た輝きを持つと人気のトパーズです。内包物がほとんどないため、透明度はダイヤモンド以上ともいわれています。また、カラートパーズの元にもなっています。

・グリーントパーズ

放射線処理を施したものが多く、マスカットグリーンのような鮮やかな色からエメラルドに似た濃い色のものまでさまざまなトーンがあります。

・ミスティックトパーズ

カラーレストパーズの表面にチタニウムを照射してトリートメントしたもので、光源や見る角度によって、万華鏡のように色が変わるのが魅力。神秘的な色合いの光を放ちます。

もうひとつの11月誕生石・シトリンとの違い

シトリンはもうひとつの11月誕生石です。色など見た目が似ていることから混同されがちですが、まったく異なる宝石です。

和名の「黄水晶」からもわかるように、シトリンはクォーツ(水晶)の変種で、淡い黄色や赤みのあるオレンジ色が特徴的です。天然のシトリンは稀であるため、淡紫色のアメシストに熱処理を施して色を出したものもシトリンとして市場に出ています。華やぎのある色や輝きから、カラーストーンの中でも高い人気を誇っています。

トパーズの輝きを保つための注意点

トパーズは宝石の中でも硬い部類に入りますが、もちろん手荒に扱って良いというわけではありません。その輝きをいつまでも楽しむために、トパーズのお手入れ方法や注意点を解説します。

トパーズの硬度と靭性

トパーズのモース硬度は8で、宝石としてはモース硬度10のダイヤモンド、9のルビーやサファイアなどに次ぐ硬さです。そのため、宝石としては硬い部類に入るといえるでしょう。

しかし、衝撃に対する強度を測る靭性は5と、決して高くありません。結晶の上下方向にへき開性があるため、ぶつけたりすると内部に亀裂ができることがあります。重いものを持ったり、スポーツをする時などは外しておく方が良いでしょう。

直射日光や温度の変化に注意

トパーズは高温や急激な温度変化で破損する可能性があります。また、長時間熱や日光にさらされると色が褪せるという特性もあるので、保管には注意が必要です。

長期間着けない時は、ケースに入れて直射日光の当たらない場所にしまっておくことをおすすめします。また、一時的に置いておく場合も窓際は避け、トレイなどに乗せて、うっかり踏んだりぶつけたりしないようにしましょう。

トパーズのお手入れ方法

トパーズの日常的なお手入れは柔らかい布で拭くだけで十分です。皮脂汚れなどが気になる時は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、トパーズを浸して柔らかいブラシなどで軽くこすりましょう。その後は水でよく洗剤を洗い流し、布で水気を優しく拭き取ります。

熱湯はトパーズにダメージを与える恐れがあるので避けてください。また、硬度はありますがへき開性も高いので、強い力で洗ったりスチームクリーナーを使ったりするのも避けましょう。

表面にコーティングを施したミスティックトパーズは洗浄時にコーティングが剥がれてしまう恐れもあるので、特に優しく扱いましょう。

トパーズの輝きを纏う・おすすめジュエリー

4℃ホワイトゴールドネックレス

トパーズの煌めきはジュエリーとして身に着けることでより引き立ちます。ぜひ、その輝きを身に纏う楽しみを味わってください。ご自分へのご褒美や、大切な人へのプレゼントにもおすすめです。

月モチーフの華やぎネックレス

上品なホワイトゴールドの月モチーフにトパーズが煌めき連なる、清楚でありながら華やかなネックレスです。女性の魅力を高めてくれるとされる三日月が、可憐に揺れるアクアマリンを抱くデザインは、どんなファッションにもなじみ、デイリー使いにもぴったりです。

ラッキーチャームをトパーズが飾るネックレス

古くから幸運を招くといわれている馬蹄モチーフのネックレス。ラッキーモチーフに女性らしいやわらかなカラーのピンクゴールドと上品に煌めくトパーズが華やかさを添えます。お守り感覚のジュエリーとしても、毎日身に着けたくなるデザインです。

お気に入りのトパーズで自信を身に着けて

カラーの選択肢が豊富なトパーズのジュエリーはどれも素敵で、選ぶのに迷ってしまいそうですね。ご自身だけのお気に入りを見つけて、トパーズのパワーがくれる自信と華やかな輝きを一緒に身に纏いましょう。

WHAT'S NEW