
- 2012年入社 /
4℃ジュエリー営業企画課 / 課長 MD - I・T
- 定量的・定性的な分析をもとにブランド発展のための戦略を立案
2019年入社 /
生産技術課 / クラフトマン /
R・S
ジュエリーの専門学校を卒業後、19年に新卒入社しました。知名度の高いブランドで働くことで、手がけたモノをより多くの人に届けられると考えたのが入社の理由です。
現在はクラフトマンとしてジュエリーの元になる“原型”を作っています。デザイナーが描いた絵をCADで起こし、3Dプリンタで造形することで原型はできあがります。また、修理やサイズ直しなどもクラフトマンの仕事です。
学生時代は“自分が作りたいモノ”を作っていましたが、仕事となると“お客様に気に入ってもらえるもの”を作ることが大切です。コストなども考慮しなければならず、学生時代とは比べものにならないくらい幅広い知識・技術が必要になります。
逆に言えば、学校でジュエリー製作を学んでこなくとも、入社してからスキルを身に付けていくことができる。実際当社には、ジュエリー製作未経験で入社し、活躍しているクラフトマンもいます。
クラフトマンの腕の見せどころは、デザイナーの描いたデザインを立体でどう表現していくかというところ。機械的に2次元のデザインを立体化しても、元の絵とは印象がだいぶ変わってしまう。元の印象を崩さずに立体化するには、技術だけでなく感性も必要になってきます。クラフトマンが製作した原型を元に量産が行われるため、原型が崩れると量産でもデザインが崩れる。モノづくりの成否の鍵を握るのが、私たちクラフトマンなのです。
私も最初の頃はうまく原型を製作できませんでした。キレイに作れるようになるまでには、何度も練習して失敗を重ねています。技術は一朝一夕に身に付くものではありませんが、諦めずに何度も繰り返すことで着実に力がついていきます。「難しい形状をうまく作れた」「キレイに磨けるようになった」など、技術を追求できるのがこの仕事の魅力でもあるのです。
私自身、いまだに新しい発見があり、ジュエリー製作の奥深さを実感しています。
最近ではクラフトマンからジュエリーのデザインを提案するという新しい動きも始まりました。
クラフトマンは技術的な知見を持っています。それゆえ、「この機械を使えば、こんな形状のものができる」といったデザイナーにはない発想が可能です。これまでにない石の留め方を提案できるかもしれませんし、不可能と思われるような形状も実現できるかもしれません。そういったモノづくりの中からヒット商品を生み出せたら嬉しいですね。
私が常に目指しているのは、多くの人に「ほしい、身に着けたい」と思われるようなモノづくりです。4℃をそんな風に思ってもらえるようなブランドに育てていきたい。知名度のあるブランドではありますが、より多くの人に支持されるためには、お客様に喜んでいただける良いモノをしっかりと作り続けることが大切です。
今後もお客様が見て美しいジュエリーであることにこだわり、妥協のない実直なモノづくりをしていきたいと思います。
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