2008年入社 /
生産管理課 / 課長 生産管理 /
S・Y

QCDをコントロールしサプライチェーン全体の発展へ

01商品の生産を指揮する生産管理の仕事

就職活動では、アパレルやジュエリーなど、ファッション業界を検討していました。とくにジュエリー業界に惹かれたのは、お客様の特別な瞬間に関わり、人生の大事な場面を彩ることができると思ったからです。就職活動を通じて、4℃は素材の研究開発などの革新的な取り組みを続けており、常に新しい価値を生み出す企業だと知りました。
また、自社アトリエを持ち、高い技術力を持つ職人たちがいることも魅力に感じ、入社を決めました。
入社以来携わっているのは、生産管理です。商品の量産を担う仕事であり、生産計画の立案やQCD(品質・コスト・納期)管理などを行っています。量産や量産前のサンプル製造は外部の工場に依頼しており、取引先へ見積りを依頼したり、商品の仕様や材料、数量・納期について指示を出したりしています。入社当初は材料調達(石の買い付け)に携わり、その後は商品サンプルの製作を工場に依頼する仕事など、幅広い業務に従事してきました。

02柔軟な対応で各所とwin-winな関係を築く

仕事は商品部やデザイナー、取引先と連携して行うので、関係各所の都合も考慮した対応を心がけています。
例えば、「○日までに店舗に商品を届ける」とスケジュールを立てていても、競合の動向に応じて納期を前倒ししたり、生産コストを下げたりしなければならないことも。そういった依頼がきたときには、「なぜ、それが必要なのか」といった背景を把握し、全体として良い結果を生むのであれば柔軟に対応するようにしています。
印象に残っているのは初めて海外出張に行ったときのことです。ダイヤモンドの調達で現地まで買い付けに行きましたが、海外での仕事は新鮮な経験ばかりでした。また、タイの製造ラインを視察した際には、商品が生産される背景を知ることができました。
私は商品がどのように製造されるのかといったプロセスに興味があるため、「どんな場所で、どんなストーリーがあって作られているのか」を直接自分の目で見られるのは楽しいですね。

03サプライチェーン全体で共存共栄する生産へ

商品を生産してくださる取引先は長く伴走してくれているところばかりなので、共存共栄していく仲間という捉え方です。
生産管理は「品質は高く、コストは低く、納期は短く」を追求する必要がありますが、こちらの都合を一方的に取引先に押し付けてもうまくはいきません。取引先の協力なくしては商品を作れない。ですから、ともに発展していける関係性を築き、安定した生産体制に貢献することが、生産管理としての私の役割であると考えています。
最近はSDGsが重視され、自社だけでなくサプライチェーン全体でのサステナブルな取り組みが求められています。そういった観点から、これからは工場に生産環境の改善を進めてもらうことも必要になってくるでしょう。
また、生産活動を通じて得られるさまざまなデータの活用も今後のテーマです。今はまだ手入力で集計している感じですが、DXなどで効率的にデータを管理できるようにし、生産性向上に活かしていきたいと考えています。

Daily Schedule
生産管理の1日

9:10出社、工場からのメールの確認
9:20課員との個別ミーティングでその週の目標とToDoを確認
10:50関係各所からのメールを確認し、対応
11:45昼休憩
12:45システム改修に向けたミーティング
14:00課員との個別ミーティングで今年度の目標確認
15:00各種資料の作成
17:00生産体制について取引先とミーティング
18:00退勤

Message to you
求職者へのメッセージ

4℃は歴史のあるジュエリーブランドです。歴史が長いからといってマンネリに陥るのではなく、新しいことをどんどんやっていかないといけません。ですから、これから入社される人には、さまざまなことに積極的に挑戦してほしい。挑戦しなければ、自分自身を成長させていくこともできないでしょう。失敗もあるでしょうが、むしろ「人よりも早く失敗する」くらいの気概を持って挑戦し、経験を重ねていってほしいと思います。