know
さわやかなブルーが魅力。海の力を秘めた3月の誕生石「アクアマリン」をお守りに
June 15, 2021
海の水を意味するラテン語が語源となっているアクアマリン。透き通った海のように美しく淡いブルーは、身に着けるひとをさわやかな印象にしてくれます。そんなアクアマリンの魅力やお手入れ方法、おすすめジュエリー、ジュエリーを重ね着けする時に参考になるアクアマリンと相性の良い宝石を紹介します。
contents
アクアマリンの基礎知識
アクアマリンは透き通ったブルーが魅力的な宝石です。「海の宝石」「人魚石」「天使の石」など多くの別名を持つアクアマリンの魅力をご紹介します。
アクアマリンとは
アクアマリンはエメラルドと同じ緑柱石「ベリル」に属する緑青色から青色の鉱物です。エメラルドよりも大きな結晶になりやすく、大粒で透き通るようなアクアマリンは高値で取引されています。アクアマリンは二色性の性質を持っており、二色鏡を使用すると無色に近い色や濃い青など見る角度によって異なる色相を呈します。
また、ブラジルのサンタマリア鉱山で採掘されたアクアマリンは、色が濃く、高品質なものが多かったため、「サンタマリアアクアマリン」と特別に称されていました。しかし、サンタマリア鉱山の閉山後には、鮮やかな青色を持った高品質のアクアマリンは産地を問わず「サンタマリアアクアマリン」と呼ばれています。
近年ではアフリカのモザンビークで非常に美しいアクアマリンが産出され、モザンビーク鉱山で産出された品質の良いアクアマリンは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれています。
高品質の石の産出量が多いアクアマリンは、硬度が高く、耐久性にも優れているため、ジュエリーとして大変おすすめです。
名前の由来と伝説
3月の誕生石として知られるアクアマリンは、フランス王妃のマリーアントワネットも愛した宝石として伝えられています。ラテン語の「水(aqua)」と「海(marine)」、2つの単語が語源となっている「アクアマリン」という呼び名は、2,000年前にローマ人が名付けたといわれています。
ギリシャ神話の中にある「海の精の宝物が浜辺に打ち上げられて石になった」という説や、「恋をした人魚が流した涙が宝石となった」といったロマンチックな伝説があるアクアマリン。
古来より、結婚や出産のお祝いにアクアマリンを贈られると幸せになれると言い伝えられています。
また、海外では19年目の結婚記念ジュエリーとして使われることもあり、日本では4年目の結婚記念ジュエリーがアクアマリンとされる場合もあるようです。
アクアマリンの石言葉
アクアマリンの石言葉は「幸福」「富」「聡明」。
まるで水の中に身をゆだねるように穏やかな心へ導いてくれ、人と人を調和させるパワーを持っているとされています。
また、アクアマリンという名前の通り、波を落ち着かせ、海上での安全を守ってくれる宝石として、古代の船乗りたちに大切にされてきました。暗い場所で光を浴びると輝きを増すことから「夜の女王」とも呼ばれ、困難な状況に遭遇した時には、進むべき道を光で示してくれる宝石ともいわれています。
ジュエリーに込められた意味とは。美しさを深める石言葉をご紹介 宝石は固有の石言葉を持っていると聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。宝石にはそれぞれ意味や言葉が込められており、プレゼント選びやお守り感覚でジュエリーを身に着ける際には、宝石の石言葉が考慮されることが多々あります。ここでは、代表的な宝石の石言葉をご紹介。ぜひ好きな宝石の石言葉をチェックしてみてください。
アクアマリンのブルーを保つために
アクアマリンは淡く透き通るような色合いが魅力の宝石です。正しい毎日のお手入れで、澄んだ輝きを永く楽しめます。ここでは、アクアマリンのジュエリーを扱う上で知っておきたい硬度や注意点、お手入れ方法について解説します。
アクアマリンの硬度と注意点
アクアマリンのモース硬度は7.5~8と、ジュエリーとして十分な硬さがあるため、毎日身に着けて楽しむのにおすすめです。傷にも強いアクアマリンですが、石内部の状態によっては、欠けたり割れたりすることがあるので、急激な温度変化や強い衝撃には注意しましょう。
毎日のお手入れ方法
透き通るような色合いが魅力のアクアマリンですが、汗や化粧品などで表面が曇ってしまうことがあります。毎日のお手入れは、やわらかい布で乾拭きしましょう。
汚れが気になる時は、ぬるま湯と中性洗剤、やわらかなブラシを使いブラッシングしてから流水ですすぎます。最後はやわらかい布でしっかりと水分を拭き取ってください。
それでも汚れが気になる時は、プロに任せるのが安心です。4℃では全国のショップでクリーニングを受けられます。
ジュエリーのお手入れ方法とは?保管の仕方・修理についても解説 購入したてのジュエリーの輝きは心をグッとときめかせるもの。そんな輝きをずっと持続させたいですよね。お気に入りのジュエリーを永く愛用するためには、お手入れをすることが大切。そこで今回はジュエリーの素材別のお手入れ、保管方法などを解説します。その他、お手入れだけでは解決できないジュエリーの修理についても紹介していきます。
3月の誕生石アクアマリンのおすすめジュエリー
澄んだブルーがさわやかな印象を与えてくれるアクアマリンのジュエリーは、世代を問わず身に着けやすく人気があります。ここでは、4℃で取り扱っているおすすめのアクアマリンジュエリーを紹介します。
シーンレスに活躍する上品なネックレス
澄んだアクアマリンのブルーの輝きと、凛としたホワイトゴールドが透明感を引き出してくれるネックレス。上品なデザインでシーンを問わず身に着けられるのも魅力です。
潤んだ輝きが華麗なネックレス
アクアマリンがみずみずしい輝きを放つハートモチーフネックレス。ライン上に添えたトパーズの煌めきが、胸元に華やかさをプラスしてくれます。美しい輝きを放つ宝石が願い事を叶えてくれそうなお守りジュエリーです。
華やぐアクアマリンとダイヤモンドがエレガントなネックレス
透き通るような美しい輝きのアクアマリンが煌めくネックレス。手ですくい上げた水のように、清らかなアクアマリンが瑞々しく輝きます。凛とした色合いのホワイトゴールドが、コーディネートに上品さプラスします。
アクアマリンと相性の良い宝石
アクアマリンには、一緒に身に着けることで、より魅力が引き出される宝石があります。ブレスレットやリングで合わせて、ジュエリーの楽しみ方を広げてみてはいかがですか。
アメシスト
2月の誕生石で、紫色が美しいアメシスト。「愛の守護石」という呼び名もあり、真実の愛を守り抜く力を持っているといわれています。そのため、人と人を調和させ、幸福をもたらすとされるアクアマリンとの組み合わせは、恋愛のサポートをしてくれるでしょう。
2月の誕生石、アメシストの高貴な輝きを身に纏う 特別な意味が込められた誕生石のジュエリーは、ご自分へのご褒美やプレゼントに人気のアイテム。今回は高貴なパープルカラーが神秘的な2月の誕生石アメシストの魅力をご紹介します。あわせて、アメシストの美しい輝きを堪能できるおすすめジュエリーもチェックしていきます。
サファイア
9月の誕生石のサファイアは、海底をイメージさせるブルーカラーが特徴です。「神に近い石」と伝えられ、聖職者たちに愛された歴史深い宝石でもあります。
また、身に着ければ誠実な心を呼び起こすともいわれ、「一途な愛のお守り」として用いられることも。聡明さを持つアクアマリンとの相性は抜群です。
9月の誕生石「サファイア」深いブルーは愛のお守りにも 9月の誕生石サファイアは、深く鮮やかに輝く独特のブルーが印象的。その特別なブルーは、身に着ける女性の知的な美しさを引き出してくれます。この記事では、サファイアの持つ意味やおすすめのサファイアジュエリー、適切なお手入れや収納方法を紹介します。大切なひとへ、サファイアのジュエリーをプレゼントしてみませんか。
アクアマリンは深く透き通ったブルーが魅力
穏やかで透き通るような海の煌めきを思わせるアクアマリンは、3月の誕生石として有名ですが、新たな門出を祝うジュエリーとしてもぴったり。人生の荒波を乗り越えるお守りとして、特別なプレゼントにもおすすめです。
澄んだ淡いブルーの色合いが魅力のアクアマリンは、身に着けるひとをさわやかな印象にしてくれます。ファッションのアクセントやお守りとして、アクアマリンのジュエリーを身に着けてみてはいかがでしょうか。