know
12月の誕生石「タンザナイト」のミステリアスな輝き
June 23, 2020
12月の誕生石であるタンザナイト。見る角度によって青にも紫にも見える不思議な輝きで注目が高まっているジュエリーです。どこかミステリアスで、冬の透き通った空気を彷彿とさせるタンザナイトの魅力を詳しく紹介します。
contents
12月の誕生石・タンザナイトの魅力
タンザナイトはカラーストーンの中でも比較的歴史が浅い石です。しかし、人気では先輩たちに引けを取りません。そんなタンザナイトはどのようにして人々に知られ、愛されるようになったのでしょうか?その歴史と特長について詳しくご紹介します。
タンザナイトの歴史
タンザナイトとは「タンザニアの石」という意味です。その名前からもわかるように、原産地は東アフリカ・タンザニア。アフリカ大陸最高峰・キリマンジャロ山麓のメレラニ鉱床でのみ、産出が確認されています。
タンザナイトが発見されたのは1967年。マサイ族、地元の住民、ルビーの鉱脈を探していた採掘人など、発見者が誰だったかにはさまざまな説がありますが、当初はその青い色からサファイアと考えられていたようです。しかし、青色の度合いや複雑な化学組成からすぐに新しい宝石であることが確認されました。
「タンザナイト」という名前には、タンザナイトを育んだタンザニアへの敬意と、この宝石の色合いのようなタンザニアの黄昏時の空の色から名付けられたと言われています。
1968年10月にタンザナイトが正式に発表されると、その美しい輝きはたちまち人々を魅了しました。2002年には1912年に誕生石が制定されて以来初めて、新たにそのリストに加えられたことからも、タンザナイトの人気のほどがうかがえます。
タンザナイトの石言葉
タンザナイトの石言葉は「高貴・冷静・自立心」。知性と落ち着きのある華やかさを兼ね備えた、現代を生きる大人の女性にふさわしい輝きを与えてくれます。
原産国のタンザニアに暮らすマサイ族では、子どもが生まれると妻にタンザナイトを贈ることから、新しい人生や出発を祝い、門出や人生の転機に正しい方向へ導いてくれるともいわれています。
タンザナイトの価値
タンザナイトの稀少性はダイヤモンド以上とされています。
その理由は、タンザナイトがタンザニア・メレラニ鉱床以外では発見されておらず、採掘量も年々減少しているからです。また、ゾイサイトという石に何らかの理由でバナジウムが入り込んだことで形成されたとされるタンザナイトは、他の場所でできる可能性は極めて低いとされており、原石の採掘量は1トンあたりわずか4.4グラムほどしかありません。
今後も稀少性が高まっていくことは間違いないでしょう。
タンザナイトの基本データ
タンザナイト最大の特長は角度や光によって違った色が見える多色性です。発見当時はサファイアと間違われたほどの濃い青を基調としますが、白熱光の下やキャンドルの光では紫がかって見えます。カラット数の大きいものほど青みが強く、ジュエリーとして出回る小さめのものは青紫のような色合いが一般的です。
タンザナイトは目に見えるインクルージョン(内包物)が少ないため、目に見えるものがあると価値が大きく下がるとされています。
モース硬度は6~7で、宝石としては傷つきやすいので、取り扱いには注意が必要です。
タンザナイト以外の12月誕生石
12月の誕生石は、タンザナイト以外にもトルコ石やジルコンなどがあります。深い青のタンザナイト、緑色がかったトルコ石、さまざまなカラーを持つジルコン、それぞれ表情が違うので、好みの宝石を見つけてみてくださいね。
誕生石一覧はこちら 月ごとの誕生石を一覧でご紹介。各誕生石をタップすると意味やその誕生石を使ったネックレス、リング、ピンキーリング、ピアス、イヤリング、イヤーカフ、ブレスレット、ペアアイテムなどアイテム一覧を見ることができます。自分用はもちろん、プレゼントやお守りにもおすすめです。
タンザナイトジュエリーを贈りたいシーン
落ち着いた色合いのタンザナイトは大人の女性にぴったりの贈り物にも。大切なパートナーへのプレゼントにお悩みならぜひタンザナイトジュエリーを検討してみてくださいね。
12月に誕生日を迎える大切な方へ
決意の石として人生の転機に正しい判断へと導いてくれるタンザナイト。12月に誕生日を迎える方はもちろん、新しい一歩を踏み出す方へのプレゼントにもおすすめです。
シックで落ち着いた輝きはオフィススタイルにもマッチします。お守りとしても持っていただける誕生石ジュエリーに想いを託してプレゼントしてはいかがでしょうか。
結婚24周年のアニバーサリージュエリーとして
結婚24周年を迎える夫婦なら、アニバーサリージュエリーとしてタンザナイトをチョイスするのもおすすめ。共に過ごすパートナーへ感謝の気持ちを込めて贈りましょう。
ネックレスをあまり身に着けないという方へはデイリージュエリーとしてピアスやイヤリングの方が喜ばれる場合もあります。パートナーの好みを普段からチェックしておくとよいですよ。
タンザナイトの取り扱い方法
ぶつけないよう注意
タンザナイトは石英(クオーツ)と同じぐらいの硬さで、ダイヤモンドやルビー、サファイア、トパーズなどよりも柔らかいため、一緒に収納すると傷がついてしまう恐れがあります。また、破損を防ぐために、物にぶつけたり硬い床に落としたりしないように気をつけましょう。
お手入れ方法
ジュエリーのクリーニング法として一般的な超音波洗浄機は、タンザナイトの場合避けた方が無難です。特定の方向に割れやすいへき開性があるため、せっかくきれいにしようとしたのにひびが入ったり欠けたりしてしまった……ということにもなりかねないからです。
タンザナイトのお手入れは、柔らかい布で優しく拭くだけで十分です。皮脂汚れなどが気になる時は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、柔らかいブラシで丁寧にこすってください。その後、真水で洗い、柔らかい布で水気を拭き取ります。
12月の誕生石「タンザナイト」をあしらったおすすめジュエリー
タンザナイトをあしらったジュエリーは、ひとつでも存在感抜群。12月生まれでなくても持っておきたくなる、タンザナイトのおすすめジュエリーを紹介します。
タンザナイトとダイヤモンドのリバーシブルネックレス
タンザナイトとダイヤモンドが両面で煌めくリバーシブルネックレス。しずくモチーフが清楚で上品な印象を与え、オフィススタイルからカジュアルまでさまざまなシーンで活躍します。
タンザナイトとダイヤモンドが煌めくエレガントネックレス
タンザナイトとダイヤモンドがデコルテに沿ってエレガントに輝くネックレス。神秘的な輝きはコーディネートのアクセントにもおすすめです。12月の誕生石は知性を高めると言われており、お守りとして身に着けても素敵ですね。
タンザナイトが揺れて煌めくハートモチーフネックレス
オープンハートの中にタンザナイトが煌めくネックレス。優しいピンクゴールドに2石のダイヤモンドが添えられ凛とした輝きを放ちます。いつものありがとうの気持ちを込めてハートのネックレスをプレゼントしてはいかがでしょうか。
個性溢れる12月の誕生石がくれる輝き
12月の誕生石タンザナイトは、大人の女性にふさわしい、落ち着きと知性を感じさせる輝きを放つジュエリーです。それでいて華やかな印象なのも魅力的。身に纏えば、きっとあなたをさらに輝かせてくれることでしょう。
誕生石についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
お守りのような誕生石ジュエリーを、いつもあなたの側に 身に着けると災いから身を守り、幸せを運ぶといわれる誕生石。この記事では各月の誕生石と、それぞれの石が持つ意味についてご紹介します。品質にこだわり、本物の美しさを追求した4℃の誕生石ジュエリーを、お守りのようにいつもあなたの側に。